周防鋳銭司跡 半世紀ぶりの発掘調査2017年09月13日 18:05

周防鋳銭司跡
古代の造幣局、山口市「周防鋳銭司跡」の本格的な発掘が始まりました。
山口大学(岡正朗学長)と山口市の連携で、昭和46年以来となる調査です。自転車で自宅から2.8kmの積水ハウス山口工場そばです。
私が中学生の頃始まった記憶があります、山大生だった実兄から聞かされました。国指定史跡3万8000㎡の内これまで5%しか調査されていません。山口市の文化財保護課の青島啓さんの説明では「機械で削っていたら思わぬ浅い所から、溝の遺構らしき色違いの土が出てきたのでここからは手作業です。藤原純友の乱により焼かれた黒い土まで一気に掘る予定でしたが時間がかかります。先日の雨で西側のようにプールもあります。ここが焼失した後に移転したであろう鋳銭司・陶地区の鋳銭坊や鍛冶屋の由来にまで調査の成果を導きたいです」と語っておられました。作業は業者さんと山口大学学生さん、10月は地元の人も手作業に加わります。
発掘作業中は見学は自由です。(Facebookにも掲載)
氏神様の「春日神社」に、当時の古図が大絵馬で画かれています。
貨幣を鋳造した由来の地名があります。
今のJR山陽本線あたりまで海で、海岸線だった様子も描いてあります。